東京を出かけるときは豪雨の中だったが、甲府を通るころは雨はあがって いた。双六岳・笠岳と2年続けて蒲田川沿いの清流を眺めながらいつか釣行 したいと思わせた渓相を今年もお目にかかることができた。
上高地側と違い登山客の少ない飛騨側であるがそれでも多くの岳人の訪れ る蒲田川沿いの道を私は好きである。そこで釣り人の姿を見たのはたった1 度だけである。前日午後試し釣りをした谷はイワナの影がことのほか多かっ
たので1日かけてYさんにも釣ってもらうことにした。
杣道を1時間ほど登り谷の水音が聞こえてきた地点から下降して釣り始め る。Yさんの釣る姿をカメラにおさめたあと、私はさらに谷を下降して取水 口がある地点からつり始める。昨日谷底への下降を試みて果たせず引き返し たと思われる地点は、20m以上の崖となっていて下降は無理のようであっ た。
釣り人の足跡らしきものは感じられない不思議な谷であった。やがて25 cmほどのイワナが釣れてくる、今日の基準サイズである。Yさんに追いつ くまで4匹ほどの数をみたがすべてリリースした。 Yさんはすでに数匹のイワナをキープしていた。バランスの難しい滝を越 へて2段の滝下に着く。
Yさんは長い仕掛けに変えて滝下をさぐるとカメラをかまえる私の前で数 匹のイワナを釣り上げる。その後まだ釣れるからと長仕掛けの竿を替わって くれる。20cmをリリースしたあと尺イワナを釣り上げることができた。
昼食休憩のあと杣道にもどり杣道が谷を横切る地点から再び魚止めの確認 のためさらに釣り登る。2mほどの小滝が魚止めのようでありその上流には イワナの姿は見られなかった。20mほどの滝が現れたのでケルンを積んで Yさんの待つ地点に下った。
蒲田川沿いの露天風呂につかってから帰路に着く。
杣道 8:30 下降 9:30 滝下 11:30〜13:30 魚止め 14:00 下山 14:30 露天風呂 15:30 同行者 Yさん