湯檜曽川釣行

湯檜曽川 6月8・9日 晴夜雨  青春時代幾度となく通った谷川岳の岩場の下を流れる湯檜曽川は荒々しい岩場とは対象 的にゆったりとした清い流れを見せていた。  りりまるさん夫妻をお誘いしたらすぐにOKとの返事だったので期するところがあった のかもしれない。水上近くのPAで8時に待ち合わせをして土合へと向かう。  過ぎし日、私のザイルパートナーであったU君の眠る慰霊塔に、用意してきた花束を奉 げて冥福を祈ってから一の倉沢の駐車場にむかう。30数年の歳月を経ても見上げる一の 倉沢の光景は変わることはなかった。かつて辿ったことのあるルートを目で追い共に登っ た仲間達の若い顔を思い出しながら湯檜曽川沿いの新道へと下った。  ともかく魚止めの滝まで行ってみようとひたすら歩く。途中数名の釣り人が帰ってくる のに出会ったが誰も釣れていないとの返事であった。 魚止め滝でザイルを出してりりまるさんがルートを固定し、ザックを吊り上げさらに上流 を目指したが、雪渓が谷筋いっぱいを埋めているので断念して懸垂で基部にもどった。  そこからりりまるさん夫妻は武能沢を私は本流を釣り下ることにする。川幅いっぱいを 埋めている雪渓を越え下ったところですぐに岩魚が釣れてくる。200mほど釣り下ると 良形を含み4匹をキープできた。 途中で武能沢から戻り本流を釣っていたりりまるさん夫妻に追いついた。ちょうど一匹を 釣り上げたところであった。5時をまわったので芝倉沢のキャンプ地に向かった。  車の側でないキャンプは久しぶりで、焚き火で釣った岩魚を焼いて自然の中にいる実感 をしみじみと味わうことができた。りりまるさんも同じ思いであったとおもう。夜半大雨 に見舞われツエルトを激しくたたいたが少しも不安を感じることはなかった。  翌日、芝倉沢と幽の沢を釣ってから一の倉沢の駐車場に戻り帰路、谷川温泉につかって から帰った。谷川岳の湯檜曽川は原生林の緑と白い川床を流れる水、夜の友との自然の中 でのキャンプはいつまでも印象に残るであろう素晴らしい釣行であった。 釣果:良形いわな5