角楢小屋への道をとる前に国道113号沿いの八口沢に入ってみた。
こうした小沢は私の好むイワナ釣り場である。林道も終わって沢に入ると 100mも釣らないうちにブヨに襲われて逃げ出すことになってしまった。 小沢での釣りをあきらめて小国の町にもどり虫除けのスプレーを買ってから、川沿いを針生平をめざした。
針生平の駐車場に車を止め1番目の吊り橋を渡り山道を小屋をめざした。 冬季、雪の重さで吊り橋の鉄パイプが破壊された痕が見られ釣り橋の幅を狭くした管理者の苦労の痕跡が偲ばれた。虫除けのスプレーはまったく効果がなくしつこいブヨの群れに悩まされながら2番目の吊り橋をわたる。橋の幅は30cmほどであった。
ブナの森を歩くこと1時間ほどで3番目の吊り橋を渡った。一本の丸木にワイヤーを縛った だけの幅10cmにも満たない吊り橋でこれまでにお目にかかったことはない。下を流れる荒川は連日の雨で増水して吊り橋なしでは対岸には渡れないから有り難い橋である。
小高い台地の上に角楢小屋は建っていた。炊事用の水を小屋に備え付けてあるポリタンクに汲んできてから今夜のオカズと早速角楢沢をさぐってみる。20分ほど釣りあがり20cmほどのイワナをリリースしながらつり登ると左岸が崩れたところで30cm近いイワナが釣れてきた。
少し上では黄金色のきれいなイワナが釣れてきたがリリースする。やがて5m程の滝下でもう一匹をキープして引き返す。
小屋の中は整理されており管理人の齋藤さんは16日まで小屋に滞在していたらしく、伝言板にスズメ八チ注意とのメモが残っていた。雨は夜通し降り続いていたがツエルトで寝ることを思えばまさに天国である。 (角楢小屋日記)
キープ2 リリース黄金色のイワナ他数匹
8月20日 雨
雨は相変わらず降り続いているが朝食をすませTシャツの上に雨合羽を着る。タオルで頬かむりをしてその上から帽子をかぶり出かける。このスタイルはブヨ避けにも効果があった。1時間ほどで大玉沢の出会いに着き釣り始める。
直ぐに25cmクラスが2匹釣れてきたので100mも大玉沢を釣らずに滝場をさけて、今度は荒川の本流を釣り登ってみる。リリースを繰り返したりばらしたりしながら釣り登り、増水で対岸には渡れないので通らずから引き返した。
途中の本流でもう一匹を追加して、齋藤さんの伝言のスズメ八チの巣は確認できないまま雨の降りしきる中を小屋に戻った。小屋の中を整理して500円玉がないので1000円を料金箱に入れてから小屋を後にした。
吊り橋を一つ戻る毎に現実の世界に連れ戻される。針生とはブヨの針のことかと思うほどであった。駐車してある車の周りをブヨの群れが飛び回っていた。トランクを開けてザックを投げ込むと100匹ほどがトランクの中に入ったとおもう。運転席に渓流靴のまま飛び込んですぐにスタートした。
明日は飯豊の梅花皮沢(カイラギ沢)を釣ってみようと飯豊山荘へと向かった。
キープ3 リリース数匹
8月21日 雨
飯豊山(2105m)の登山口にあたる飯豊山荘は温泉付きで宿泊料も2食付きで5800¥と安く2晩泊まることにして温身平(ぬくみだいら)を目指す。沢沿いに登山道があるので気楽な釣りであるが、上流は雪渓が残っているので水温は非常に冷たい。大きな堰堤の先から用意してきたウエダーに着替えて釣り上がってみた。
雨が降り続いているのでゴーゴーたる水量である。やがて飯豊イワナが釣れてきた。その後はアタリも少なく谷の中の大岩のあるところから登山道に登り梅花皮滝沢の合流点まで行ってみた。そこは雪渓が残っていて竿を出してみたがアタリはなかった。相変わらずの雨空で誰にも出会わなかったが2つの登山靴の跡が登山道を上に向かって残っていた。
翌日山荘付近の湯沢も探ってみた。飯豊山荘のところまで舗装道路がのびているのでドンズマリの釣り場となり釣り人の数も多いのであろうか魚影はうすかった。なを大又沢は釣り人の死傷事故が多発したため、周年禁漁区となっていた。
キープ1 リリース数匹