9月15〜17日 晴れ
昨年の9月、始めて奥秩父の谷に入ったとき柳小屋までは入れなかったので機会があればぜひ訪れてみたいと思っていた。小屋までは5時間ちかく要するので山の仲間をさそってみたらOKとのことなので出かけることにした。天気図をチェックして3日間晴れそうな日を選んで中央高速を雁坂トンネル経由で秩父の大滝村をめざした。
途中で個人の飲み物は各自で持つということで缶ビールの大小をザックに背負うと結構な分量になってしまった。 軌道跡の終点までは順調であったが吊り橋をわたり急坂を登って昨年ビバークした地点を過ぎるころから金山谷への下降路までは長い長い道程であった。そこからは初めてたどる道である。谷の水音が近くなり5時間を要して16時過ぎようやくめざす柳小屋に着くことができた。
早速付近を釣ってみたがアタリはなく暗くなる前になんとか赤い斑点のつよい秩父イワナ一匹をキープすることができた。柳小屋は築7年とかで中はきれいに掃除されていた。川岸の広場で焚き火をしビールを飲みながら山の仲間と至福の時を過ごすことができた。
翌日は真の沢の大滝(千丈滝)を見ようと山道を歩くことにした。同行のS島さんもF井さんも釣人というより山男であるから登りはまったく気にならないで1時間半ほどで千丈滝の上部に着くことができた。滝の写真をとろうとしたがボサに隠れてなかなかうまう写すことができなかった。今回が初めての山釣りになるF井さんに山釣りのしかけの作り方などを教えてから私は1人で木賊(とくさ)沢を探ることにした。すぐに最初の一匹は釣れてきたが、ぶどう虫餌には警戒して寄ってこないイワナの姿を何度も見ることができた。
最初の一匹を越えるサイズはなかなか釣れてこないがリリースを繰り返し標高1600mを超える地点まで釣りあがると魚信もとだえたのでケルンを積んでひきかえした。二股まで戻り真の沢林道を千丈滝の地点まで引き返すと二人は小屋に引き返した合図のケルンが積んであった。甲武信岳までの真の沢林道は廃道にちかい状態であるが赤布が点々と続いているので地図・コンパス・高度計があればなんとかたどることができそうな感んじがした。
真の沢と股の沢の分岐の吊橋まで戻り股の沢を少し釣ってみた。十文字峠への登山道が沢沿いにあるが釣り登るにはそれなりの沢登り能力が要求される谷のようであった。その後場所をかえて、ある小滝の下で久々に地球を釣る感じを味わうことができた。それは赤い斑点の美しい尺を超えるイワナだった。2晩目の柳小屋はその日も我々だけであった。谷間の狭い夜空に星が輝き焚き火の側でイワナをさかなにビールと満ちたりた時が静かに流れていった。
帰路、川又までの荒川に沿った長い道程はまたいつの日にか来ようと思わせるに充分であった。
9月15日 駐車地点: 11:15 軌道終点: 12:45 柳小屋着: 16:15 9月16日 小屋発 : 6:50 千丈滝 : 8:30 木賊谷 : 13:00 股の沢 : 14:30 小屋帰着: 17:00 9月17日 小屋発 : 6:30 駐車地点: 11:00 キープ6他リリース