前日、福島の近くのドライブインで仮眠する。午後3時には山形県南陽市に到着していなければ ならないので七ヶ宿沿いに流れる白石川を選んだ。 白石川は静かな山里をながれる水の澄んだヤマメの川である。半日しか釣る時間がないが 大深沢で釣ることにする。
林道のゲートに車を置いて上流の二股まで歩き釣りはじめる。私は林道のない左股にはいる。 20cm以上のを数ひき確保して沢沿いのそま道をみつけて下る。 右股に入ったYさんによると先行者がありもどってきたが型のいいやまめといわなを相当釣って いたとのことであった。
七が宿湖の側に大きな釣り具センターがあったので寄ってみると千葉県出身の村上さんの 品数の豊富な立派なお店であった。川虫取り網を購入する。
いつの日かまた訪れん白石の 清流にひとり釣り人立ちぬ
97年 6月9日 雨 仙台市広瀬川本流大倉川
大倉川は前回のひるがの周辺の釣行のときお世話になったNさんが、3月まで住んでおられた 仙台市をながれる広瀬川の本流である。 東京の多摩川を釣るような感じの場所であり、大倉ダムは奥多摩湖といったところである。 上流に定義という門前町があり前日は日曜でもあり大勢の観光客がおしかけていた。
朝から雨が降っており十里平に車を置いて川沿いを二股まで歩く。途中、山道が崩れていて ザイルで懸垂下降して川原におりる。 本来なら水量の豊かな右股をつりあがるべきなのだが雨が降り続いているので水の澄んでいる 左股に二人でいはいることにする。
川虫をとって釣るが型が小さいので途中を釣りとばして上流をめざす。小さな流れ込みも 丹念に探るがほとんどリリースサイズ。 Yさんが30cmほどのイワナを10mほどの滝下でつる。私はその滝を越えさらに 3つほど滝をこえて釣り続けるが大物はつることができなかった。
今回はザイル持参なので帰りの滝は懸垂下降で楽に下ることができた。舟形山(1500m) に突き上げる水量豊かな右股の方が流程も長く期待をもてるかもしれない。 十里平の舗装道路の終点の広場は私有地になっており立ち入り禁止になっていた。 車を止めるだけなら誰も禁止などにはしないはずである。
仙台の青葉区で釣るいわなにも 自然のめぐみのありがたきかな
つり人よ釣果をきそうだけでなく足跡だけを残してほしい。
大樽川の源流を釣る。15年前同じYさんと 釣り終えた地点に下降して釣り始める。源流の渓流という感じが強い谷である。 イワナは小型が多いのはそれなりに釣る人が多いのであろう。 途中ザイルを2個所ほど使う。長い沢をつめると水芭蕉の一面に咲いている広い 湿原にでる。木の道などどこにもないので遠慮がちに歩く。そのあたりから左足首 が痛み出してくる。沢の中で滑ったとき捻挫したらしい。
ガスがかかり乳白色の山中で方向が解らなくなり、どれだけの時間さまよったので あろうか。木の太さや葉の茂りから方向を判断しようと試みる。最後は意を決して、 傾斜の急な斜面を西ときめて北と思われる方向をめざす。
ようやく「西吾妻山ー白布峠」と書かれた黄色い道標をみつける。そこから痛む足を かばいながらの白布峠への道程はさらに2時間半を要し6時40分夕闇せまる白布峠に着く。
釣りぬけてさ迷いあるいた山中に 黄色きしるべ見つけた時うれし