奥飛騨の釣旅(別山谷、御母衣湖部落川(赤谷)、宮川洞谷)


別山谷 98年9月04日 晴れ

山岳部の先輩のYYさんから火曜日に”何処か釣りに行かないか”と電話があり 週末は日原谷へでも出かけようと思っていたので二つ返事で出かけることにした。

YYさんとは奥只見大白沢以来である。あの時は1日15時間 以上も行動して真っ暗な中をふらふらになって帰りついた記憶が今も鮮明である。

白山の大白川の支流アワラ谷を目標に3日夜出発する。先週の大雨で林道の入り口は通行止めになっていた。 急遽、尾上郷川に変更してカラス谷に入ってみる。出合いから200mくらいのところで滝に出会う。 右岸の垂壁にかすかな踏跡があるが冒険はやめにして高巻道らしき踏跡をたどって登るがそれも消えてしまう。 結局2時間ほどロスしてしまった。

久しぶりの日差しにさそわれて最奥の別山谷まで行ってみることにする。四駆の威力で取水口まで入る ことができた。
サブ谷まで歩き釣り始めるが、放流サイズがほとんどなので釣り飛ばして奥の枝沢の地点まで先を急ぐが、 二人の釣り人の影を見て断念する。下流から釣りあがったのではなく、尾根上の林道の終点から沢を 下ってきた釣り人らしかった。

地図上から判断した谷の奥にしては魚影の薄さを感じて釣り登ってきたが、谷の奥の種いわなを釣り きってしまえば、その谷は荒廃するばかりである。
イワナはすべてリリースした。陽光の下での釣りは充分満足のいくものであった。

光る渓風柔らかく頬をなで走るイワナに秋色を知る

平瀬温泉に浸かってから荘川桜の近くにテントをはっていると地元の釣り人が御母衣湖は流れ込む 通称赤谷を教えてくれた。
テントの中から久々に月の光をみることができた。昨年湿原植物救済のために 足を運んだひるが野高原はすぐ近くである。 主催したNさんは今何処に住んでおられるのだろうか。

安住の地となりえたか新しき湿原の中の草花想う


御母衣湖部落川(赤谷) 98年9月05日 曇り

朝4時に起床、コーヒーだけの朝食をとり、車で15分ほどのところにある御母衣湖の流れ込みに 行ってみる。赤谷といわれるだけあり赤いチャート状の谷である。

水量がいまいちなのであまり期待しないで釣ってみる。YYさんと二人で3つある小渓を全て釣っ てみることができた。
立派な林道工事の側のほうがよく釣れサイズもいい。釣り人の心理の 逆をみるようで面白かった。きじ餌の早合わせで同じいわなが3回も姿を見せてくれたのも楽し かった。いわなは全てリリースした。

宮川洞谷

YYさんの案内で高山、古川を通って宮川村へ向かう。山あいの山村は実に美しい風景である。 今は川沿いに立派な林道が通っているが、かつては車もようやく通れるような所だったのだ そうである。あゆ師が数人川の中に立ちつくし水の色は青く澄んでいた。

洞谷は前週の大雨で荒れはてていた。川床から10m近くの高さまで流跡がのこり途中にある 養魚場のプールは全て押し流されてしまっていた。 林道は民家のすぐ先で崩れ通行止めとなっていた。

川の側にキャンプ地を確保して、釣り始めるとすぐに型のいいイワナが続けて釣れてきた。 2匹だけ確保してその後はリリースした。

夜は久々の焚き火をかこんでビールで乾杯。YYさんは火がすっかり消えるまで谷川の側 の自然を満喫したらしい。

瀬の音と燃える焚き火の色ゆれて静かに深く洞の秋行く


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