弘前公園の大手門の近くに位置するこの洋館は、旧第五十九銀行本店本館であり、現在は青森銀行記念館として館内が一般公開されている。GWの弘前公園桜祭りシーズンには無料開放しているので要チェックだ。さらに夕方からはライトアップされムードもたっぷり。
明治35年に落成したこの洋館の設計者は、堀江佐吉という地元では有名な名匠らしく、金木町にある「斜陽館」もこの人の設計だそうだ。ルネッサンス風建築様式でシンメントリー(左右均等)に調和よく建てられており、数多い明治洋風建造物のなかでも構造的技術的にも優れ、また和洋の建築工法を渾然と活かし随所に独創的な工夫が加えられいる高い水準のものとして、昭和47年に国の重要文化財に指定されている。
1階は銀行発足当時の貴重な資料や日本の貨幣等が展示されている。二階は会議室などが残されて古き良き洋風建築が味わえる。ここを訪れた際、是非見て欲しいのは、一階頭取室、二階小、大会議室の天井壁紙である。金唐革紙という非常に手間暇のかかる方法らしく、現在ではほとんど使われないものらしい。現存ずる物としては、ここと、北海道小樽市の日本郵船小樽支店でしか見れないとのこと。
重文に指定されているほどのものだから、本来は建築物の素晴らしさを味わうべきなのだろうが、そのあたりは素人には分からない。でもこういった明治時代の洋館にいくと、、ノスタルジーを感じてしまうのであった。(98/5/5)
|