一見、何等かの博物館や資料館を彷彿させる建物だけれども、よく見りゃなんじゃこりゃ?の物体である。が、聞いて驚くなかれ。これは、れっきとしたJR東日本の駅舎の一つであり、五能線の木造(きづくり)駅なのだ。 さて、この変なオブジェのモデルは、遮光器土偶といって、目の部分にエスキモーが使うサングラス(遮光器)みたいなものを付けた非常に珍しい(というより愛らしいけれども変てこという感じだけど…)縄文時代の土偶である。小、中学校の教科書等にもよく載っているので、一度ぐらいは写真で見た事のある人は多いと思う。で、これが発掘されたのが、ここ木造町(きづくりまち)にある亀ケ岡遺跡なのである。その地元だからという訳でなんとまあ駅舎のモチーフにしてしまったのだ。町の観光名物化してしまおうという考えなのか、郷土愛を育むためなのかは知らないが、とにかくすごいパワーを発している。地元では、「シャコちゃん」という愛称で呼ばれ、皆に愛されているそうな。ちなみに、列車が駅に近づくと目玉の部分が光るというおまけつきだ。(96/9/30) |