機材紹介

ここでは所有している機材の紹介をしています。初めて手に入れた6cm屈折経緯台から出発し飽きることなく天文(カメラ・パソコンも)の道を突き進んだ赤裸々な記録でもありますがお付き合い下さい。もしかして私もそうだったという人は結構いるのではと思いますがいかがでしょうか?

1.現在所有しているもの

6cm屈折経緯台 「ミザール アルコア号」(1980年〜)

1980年に買ってもらった初めての天体望遠鏡。入手にあたって赤道儀はダメでも経緯台だったら微動装置は絶対欲しいと交渉して決定した。小学校5年から中学校1年まで使い。月のクレーター・太陽黒点・金星の満ち欠け・木星の縞・土星のリングを見て楽しんだ。思えば望遠鏡で星を見ていたのはこの時期が一番だったかも知れない。そして無謀にも新星カメラアダプターを購入し、直焦点や拡大撮影にも挑戦し一応の成果(?)を収めた。最近急に懐かしくなって押し入れから出し分解掃除したら、何と中は無塗装で遮光環しか入っていなかったことが判明、入門機の悲哀を感じた。鏡筒内をつや消し黒で塗装して組み立て20年経った現在も稼動状態を維持している。

 

15cmマクストフニュートン INTES MN-61鏡筒+タカハシEM-200赤道儀」(2002年〜)

自分の星見(特に惑星)での環境・国内でのシーイングを加味すると15cmクラスで良いものがあれば十分観測できるという考えから、ロシアINTES社のMN-61が浮上してきた。本機の評価は国内外の雑誌やサイトでも高く、ずっと気にしていたがここに来て円安の影響で価格改定があるということもあり、2001年夏に注文をした。納期はかかってしまったが、300倍で見る土星はシャープネスとコントラストが高く、撮影するよりもずっと眺めていたいと思うくらい良かった。2003年の火星大接近でも威力を発揮した。

赤道儀は中型では定番のタカハシのEM-20089年の発売当初に入手したので、通算で9号機(9009号機)という初期生産型。2010年現在は制御と追尾用モーターはK-ASTECのAGS-1L使っている。

 

12.5cm屈折望遠鏡 「PENTAX125SDP」鏡筒(2002年〜)

ラージフォーマット銀塩写真では定番機材だが、SDレンズとEDガラスを組み合わせた4群4枚の次世代アポクロマートは冷却CCDカメラの波長領域にも対応している。その分価格も価格だが、一生使える大口径屈折鏡筒はいつか手にしたいと長年思っており、機材下取りとローンで購入を決行。剛性の高い(重いが・・)鏡筒、10ミクロンまで読める大型ヘリコイド接眼部を擁し信頼性の高さがうかがえる。車に例えると2リッターエンジンで280馬力をたたき出す4WDのランサーエボリューションやインプレッサを彷彿させるような機材かも知れない。製造番号は104番。

  

10cm屈折望遠鏡 「Nikon 10cmED」鏡筒(2006年〜)

1980年に発売されたEDアポクロマート望遠鏡。現在でも高く評価されていて、オークションでも高い価格がつく名鏡筒だがある縁で安価に入手することができた。
鏡筒は長くて取り回しはしにくいが、いかにも天体望遠鏡らしいスマートな格好は威厳すら感じる。肝心の眼視性能は
F12の長焦点アポクロマートゆえ、色収差は認められず、300倍以上の倍率でもシャープな像を見ることができる。


16cm反射式アストロカメラ 「タカハシ ε160」鏡筒(2006年〜)

一時天体撮影用屈折望遠鏡に追いやられた感があったが、デジタル撮影時代に再び息を吹き返した望遠鏡(アストロカメラ)。元々1987年製の中古鏡筒を安く譲ってもらったもの。それから羽根型スパイダー交換、2009年に限定発売された新補正レンズに交換済み。



7.7cm屈折望遠鏡 「トミーテック オアシス BORG77ED」鏡筒(2005年〜)

もとは気軽な観望用にと7.6cmアクロマートプラスチック鏡筒の中古を購入したのが運の尽き、ヘール・ボップ彗星が来る頃になってEDレンズの金属鏡筒を買ってしまっていた。撮影以外でも気軽な観望用で活躍している。2005年には77EDレンズに変更。2010年からは同社HPと同じくカワセミなどの野鳥撮影にも使用。

 

8cm屈折 GOTO8cmED鏡筒+MARK-X赤道儀 (1998年〜)

鏡筒は3年ほど前に会社の先輩から譲ってもらったが赤道儀が用意できなかったこと、長いので扱いがやや面倒ということで出番がなかった。しかし20014月にふとのぞいてみたら長焦点のためか色収差は感じないし、高倍率(167倍〜250倍)で見る恒星像はエアリーディスクと回折リングが望遠鏡の解説書のように見える絶品だった。いかにも望遠鏡らしいスタイルと見え味は正直目から鱗が落ちた思いがした。こんどは火星を見てみようと思ったのはいうまでもない。
架台は同社の名機
MARK-X赤道儀、市場から姿を消して久しいが、本赤道儀の評価は今でも高い。システム赤道儀のコンセプトと当時から高い完成度は今でも色あせてないと思う。6.5cm鏡筒バンドがBORG鏡筒にも使えるのでありがたい。三脚はカートンスーパーノバ赤道儀のアルミ脚を組み合わせている。ハンマートン仕上げのメタリックブルーがまぶしい。

 

 

20cmシュミットカセグレン「セレストロンC8EX+ビクセンGPD赤道儀」(1998年〜)

シュミットカセグレン鏡筒は、いつも立ち寄っている国分寺の望遠鏡販売店「スカイバード」に来たのが運の尽き、そこには中古(程度は極めて良好)のC8-EXが鎮座していた。ノーマルのC8とは違う吸い込まれるような補正板のマルチコート・丁寧なつや消し処理に惚れ込み即購入してしまった。この後一度ヨシカワ光器にメンテに出しやれるところは手をかけている。
赤道儀の方は会社の同僚からもらったスーパーポラリス赤道儀にとり付けて使っていたが、
20001月GPD赤道儀に切り替えた。重量はかなり増えてしまったが、その分頑丈になり、C8EX鏡筒を搭載してもあまり揺れなくなった。自動導入装置スカイセンサー2000と組み合わせて使用中。

 

 

6cmコンパクト屈折 「タカハシ FS−60C」(1999年〜)
太陽Hα線観測用フィルター「コロナド ソーラーマックス
40」(2001年〜)

FC-65鏡筒はシャープな光学系であったが、ガイド用としてもう少し軽ければと思っていたころ、6cmF6のフローライト屈折が登場した。重量も軽いし、しかも先着100名まではレデューサーがついてくる。ということでFC-65鏡筒を下取りして購入。これまでよりも短焦点化されたため少し色収差が出てしまったが、実用上十分な性能を持っている。

ソーラーマックス40は太陽の水素が発する光(Hα線 波長656.3nm)だけを透過するフィルターで、これを使うとプロミネンスやフレアなど太陽のダイナミックな活動を観測することができます。いつかはそろえたい機材だったのですが、これまで非常に高額で手が出ませんでした。しかしコロナド社から口径を40mmと小さくした分コストダウンしたモデルが登場したので即購入しました。結果は40mmとはいえ十分な性能を有している。このフィルターはタカハシFS-60Cに取りつけて使用。


4.5cmコンパクト屈折「トミーテック ミニボーグ45ED」(2003年〜)

口径45mm焦点距離300mmの超小型アポクロマート天体望遠鏡。レンズは小さいながらもEDアポクロマートなので、高倍率でも色収差なしでシャープに見える。ちなみにミニボーグ50同様レンズセルに52mmのフィルターネジが切ってあるので、ソーラーマックス40を装着すると、FS-60Cよりもさらにコンパクトな太陽Hα線観望用望遠鏡にもなる。


160万画素 電子冷却CCDカメラ 「光映舎 SV−16E」(1999年〜)

最初に入手したST−5による撮影が軌道に乗ったので、いよいよ40万画素クラスのものを…と物色していたところ、縁あって中古品(といっても1年未満の美品)のMUTOH CV-04を購入。しばらく使ったあと、99年秋160万画素のCCDチップ(クラス2)だけを格安で購入して取り替えてしまった。自己リスクになってしまったが、少ない投資でほぼ最高スペックのCCDカメラを導入することができた。200312月にはチップをKAF-1602E(クラス3)に換装することで感度アップを図る。星雲・星団をメインに活用。


800万画素 電子冷却CCDカメラ 「FLI ML-8300」(2009年〜)

そろそろ次期冷却CCDカメラを・・・と考えていたところ、ここ数年で頭角を表わしてきた冷却CCD。図体は大きいが夏場でもマイナス30度まで冷却できるのは違った意味で感動してしまった。今後はこれを主力にしていろいろ撮影にチャレンジをしていこうと思う。


デジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 40D」

デジタル一眼レフカメラは初代 Canon EOS Kiss Digital 二代目 同 Eos Kiss Digital N と渡って3代目。現在では旧モデルになってしまったが十分使える。
月面や国際宇宙ステーションの拡大撮影で活躍。



 

.惜しまれつつ(?)退役したもの

8cm屈折赤道儀 「ビクセンNEWポラリス80M」(1983年〜1985年)

1982年にお年玉をかき集めて買った初めての赤道儀。口径も8cmにアップしたし、接眼レンズも当時は高級品だったK(ケルナー)や

Or(オルソ)が付属する。オプションも極軸望遠鏡・モータードライブを徐々にそろえて惑星写真に挑戦し初めて土星のリングが撮影できたのは感動した。ただし良く見えたものの焦点距離が910mmとやや短いせいか色収差(特に紫色)が目立ったのが悔やまれた。しかし最大の悔やみはしばらくしてから新型の「スーパーポラリス」赤道儀が登場したこと。赤緯体分離・マイコンスカイセンサー対応のスペックにうちのめされたのであった…この機材は次のFC-65入手後に親類にあげてしまって今はない。

 

土星のリングが初めて写った作品(1984)

 

6.5cm屈折赤道儀 「タカハシ FC−65S」(1985年〜2002年)

1985年ハレー彗星接近を口実に親のすねをかじり購入した。天体写真コンテスト常連機材のタカハシ製望遠鏡をついに手に入れる。口径は多少ダウンしたもののフローライトアポクロマートのためとてもシャープで月や惑星も良く写った。架台の方は同年デビューしたスペースボーイ。多少不格好だが赤緯が分離でき、鞄に一式収納できるメリットは大きかった。肝心のハレー彗星はのぞいた程度で終わってしまったが、架台部はその後百武彗星・ヘールボップ彗星の撮影で活躍したり、タイへ持っていって皆既日食を記録したりと活躍した。鏡筒の方は後に述べる

FS-60Cにバトンタッチ。スペースボーイもビクセンGP-Dや五藤光学のMark-Xが配備されたこともあり2002年に退役した。

 

1995年タイ皆既日食時

 

16cm反射赤道儀  「タカハシ MT−160鏡筒」(1989年〜2002年)

アルバイトをして1989年に購入した初めての反射望遠鏡。当初赤道儀は同社のシステム90を想定していたが、購入寸前により大型で両軸モータ内臓のEM−200赤道儀が発表され、親に借金をするはめになってしまった。16cmと口径が大幅にアップしたこと、当時

ISO400のフィルム性能が向上した関係で、惑星撮影のレベルが飛躍的に上がった。これで撮影した89年12月の金星食の写真がスカイウォッチャーに掲載され悲願のフォトコン初入選を果たす。その後94年のSL9彗星の木星衝突も記録に成功。作品はたくさんの応募があったにも関わらず天文ガイド初入選を果たすこととなった。それ以降冷却CCDカメラを組み合わせてこれまで以上の成果をあげている。96年にはまぐれ?とも言える天文ガイド最優秀作品。ヘール・ボップ彗星画像では月刊天文初入選を果たし天文3誌制覇を果たした。まさに天文(天体写真)マニアの夢をかなえた望遠鏡といえよう。2002年5月、13年間で17回のフォトコン入選を果たした名鏡筒は次世代機購入のため退役することになった。

 

10cm屈折 「トミー BORG100ED」(レンズのみ1998年〜2002年)

9812月におこなわれたTOMYの即売会でレンズ部を購入。鏡筒は上の76EDと同じである。見え味には問題ないものの、レンズにわずかな傷があったため比較的安く購入することができた。F6.4短焦点 2枚玉EDアポクロマートだが、色収差は良く押さえられている。大口径屈折の風格は感じられないがその分実をとる望遠鏡と思う。2002年5月次世代機購入のため退役することになった。

5cmコンパクト屈折「TOMY ミニボーグ50」(2002年〜2003年)

口径50mm焦点距離250mmの超小型天体望遠鏡。レンズは短焦点アクロマートなので、高倍率ではさすがに青紫の残存色収差が見えてしまうが、像そのものはシャープで、月のクレーター・土星の環・木星の縞模様は十分見えている。ちなみにレンズセルには52mmのフィルターネジが切ってあるので、ソーラーマックス40を装着すると、FS-60Cよりもさらにコンパクトな太陽Hα線観望用望遠鏡にもなる。
2003年初頭ミニボーグ45EDに切り替えたため売却。

オートガイダー「SBIG ST−4」(1998〜2006年)

冷却CCDカメラを使えば、1分程度の短い露出でも星雲を写すことができるが、きれいな画像を得るには5分程度の露出があると良い。そうなると赤道儀まかせというわけにはいかなくなり、本機をガイドスコープ(FS−60C)に取り付けて自動的に追尾のチェックと修正をおこなうようにする。受光部は冷却CCDそのもので、ケーブルとソフトがあればカメラにもなる。これを冷却CCDカメラとして使ったところ、「以外に良く写る!!」ということになり、これが冷却CCDブーム始まりとなった。

電子冷却CCDカメラ「SBIG ST−5」(1995年〜2005年)

簡単に言えば「天体撮影用デジタルカメラ」。普通のデジタルカメラと違い長時間露光するためマイナス20〜30℃程度に冷やす必要がある。カラーではないが、画像処理することによってフィルムでは表現しきれない画像を得ることができる。特に惑星撮影では口径が2〜3倍大きくなったのではと思えるような効果。この機種当時(1995年頃)は一番手ごろな価格(とはいえ20万円!)だったので購入。現在は改良されST−5Cというモデルに引き継がれている。惑星に限って言えば本機で十分満足している。

 

太陽系の天体(惑星編)
太陽系の天体(彗星編)
星雲・星団編
天文現象(日食・月食など)

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