日記風気まぐれエッセイ
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第239話:ピートモス [BACK to INDEX]
ピートモス”をテーマに番組を作ります。

 3月の初めにブルーベリーを植え付けるのに使ったカナダ産のピートモスがきっかけでした。
 1本当たり10リッター使いました。
 180本植えましたから、相当な量です。
 “ボクはカナダの環境破壊をしているのではないか”と思い、ピートモスの事を調べ始めました。

 “ピートモス”とは“水苔”の事です。
 カナダやヨーロッパの高緯度地方に存在します。
 春にグリーンになり、冬に枯れる、これを繰り返し、堆積していきます。
 堆積速度は1年に1ミリ。
 1メーター堆積するのに100年かかります。
 堆積した“水苔”は分解されずに、腐らずに、そのまま存在します。
 腐らない理由は以下のようなことです。

   スポンジのように水を吸い、湿地帯を構成し、酸素を拒絶する。
 高緯度で、年間気温が低い。
 “水苔”自体が強い酸性である。

   “水苔”は貧栄養に耐える植物です。
 雨水を唯一の栄養源とし、雨水をイオン分解するプロセスで、酸性になるのだそうです。

 “水苔”も普通の植物と同じように光合成のプロセスでCO2(二酸化炭素)を取り込みます。
 取り込んだまま、腐らずに存在しますから、CO2は“水苔”の遺体に残ったまま固定化されます。
 空気中のCO2を取り込んだまま、堆積して行くわけです。
 というわけで、地球温暖化に重要な役割を持っています。
 また、スポンジ効果は、ダムの役割もしますし、水を浄化する作用もします。
 そんな意味で“地球の肝臓”だと言われます。
 人間がこれを剥ぎ取って、土壌改良材として使います。
 日本はカナダから年間15万トン輸入しています。
 “地球の肝臓”を引きちぎるのですから、地球は痛みます。
 “ピートモス”が存在する湿地帯の重要性が語られ始めたのは、そんなに古い事ではありません。
 せいぜい、10年とか20年前頃からでしょう。
 それまでは、べちょべちょして汚いところで、なんにも役立たない土地だから、水を抜いて農地にしたり牧草地にしたりする研究がされていました。
 従って、“ピートモス”も取り放題でした。

 カナダを調べてみました。
 日本の国土が2個入るくらい広大な“ピートモス”地帯があります。
 “僕らが世界のリーダーだ”と自慢します。
 産業として外貨を稼ぎますが、取った痕を再生させる努力の研究が進んでいます。
 ヨーロッパを調べてっみました。
 彼らは取りっぱなしで、取った痕は、湿地帯としての機能を失っています。
 環境保護団体が運動を展開していますが、古くから採掘権を持っている業者は止めようとしません。
 新しい採掘権は認められていないようですが。
 ヨーロッパでは燃料としても使います。
 ウイスキーの麦芽を燻すのに、“ピートモス”を使い、独特の風味を醸し出します。

 番組を実現させるのに苦労したことは、関係者が“ピートモス”を知らないことでした。
 その名前すら、ましてや、地球上のどこに、どういう形で存在しているのかを知っている関係者は皆無でした。
 だから、番組で知らしめる価値がある、と思って懸命に説得しました。
 “ピートモス”を園芸店で購入して、持ち歩きもしました。
 持ち歩いても、園芸をやらない人は“なにこれ?”という反応です。

 我々が日常使っているものが、地球環境に重大な関係があるのだ、ということを知らしめる面白い番組になる、と力が入っています。
 7月初めにカナダ取材をし、8月にヨーロッパの取材をする予定です。
 放送は今年の終わり頃になるでしょう。
 『素敵な宇宙船地球号』(テレビ朝日系・日曜日ごご11:00分)で。

【閑話休題】

 ボクが指導してもらっている辻井達一さん(北星大学教授・農学博士)は、2日、中国の西域にあるコルラという所へ向かいました。
 タクラマカン砂漠にあるロプノール湖(“さまよえる湖”で有名)は現在1滴の水もありませんが、ここに水を導いて、周辺を元の湿地帯に戻せないか、という研究テーマでの会議に出席するためです。
 この壮大な計画には夢があり、そそられます。

 
第238話:“控訴せず”の感動 [BACK to INDEX]
政治に感動したことは、我が人生で、ただの一度もありませんでした。
 ボクは札幌のホテルにいました。
 7:30の約束を待ちながら、6:00のニュースを見ていました。
 体に中から生きる元気が湧いてくるような、そんな感動でした。
 日本もいい国になるぞ、とも思いました。
 時間が来たから、ロビーに向かいました。
 廊下で2人の若者が話し合っていました。
 「格好いいよなぁ、小泉。Love Foreverの世界だよね!」
 札幌の若者も感動の渦の中にいました。

 すべての新聞・テレビが“控訴決定”という報道をしました。
 いままで通りの取材方法(省庁の記者クラブでの発表)では間違いが起こる事が分かりました。
 記者も相当がんばらないと、読者をミスリードします。
 それにしても、日本の官僚というのは悪質ですね。
 「原告を喜ばせるのが我々の仕事ではない」と言ったそうです。
 国民のために働いている公僕意識はどこにもありません。
 人間性を喪失しているとしか考えられません。

 親しい外務官僚の小さなエピソードです。
 北京の大使館に参事官として勤務していました。
 北京に立ち寄ったから、連絡をしました。
 ホテルにやって来てお茶を飲みました。女優の樹木希林さんが一緒でした。
 「年収はどれくらいあるの?」
 外務官僚の生活振りが知りたかったから、聞きました。
 「庶民の方と同じですよ」
 ボクもムッとしましたが希林さんもムッとしていました。
 「庶民ねぇ…」
 希林さんが皮肉りました。
 慌てて彼は言い直しました。
 「皆さんと同じです」
 その後、彼は、外務省を辞め、地方都市の市長に立候補し落選しました。

 “人気取り政策ではないかという声もある”
 発言者は匿名ですから、新聞記者の作り話ではないかと思います。
 批判的なことを書かなければ記者の沽券に関わる、とでも思っているのでしょうか。
 浅はかな記者です。
 “人気”を背景に、反対を押し切って何が悪い。
 新聞記者だって、テレビプロデューサーだって、誰だって“人気”がなければ惨めです。
 “人気”が不純だとでも思っていたら、人生を知らない大馬鹿者です。
 いい気分で記事を読んでいるのに、こんな1行があると、ガッカリします。

 八重樫信之さんは週刊誌『アエラ』のカメラマンです。
 ハンセン病を日本で最初にカミングアウト(自分はハンセン病患者だったことを公にした)した森元美代治さんを撮り続けています。個人の強い関心からです。
 彼の写真とボランティア活動をする奥さんの原稿が何回も『アエラ』に登場しました。
 今回の判決が出た後は、洪水のような報道でしたが、それまで、抑圧され差別されたハンセン病患者の叫びをどのマスコミが取り上げたでしょうか?
 マスコミは怠慢でした。
 個人の強い関心が『アエラ』を動かし、唯一、多数回、記事を登場させたのは『アエラ』だけでした。
 “森元さんをテレビに出して欲しい”
 ボクは、にわか勉強し、『徹子の部屋』に依頼しました。
 番組の中で、涙を流しながら、黒柳徹子さんは 森元さんの手を握りました。
 「人に手を握ってもらったのは、初めてだった」
 森元さんの感想でした。

 ひょっとしたら小泉純一郎は、本気で命を賭けているのかも知れない、と思っています。



井宮有紀子さん5/27

ハンセン病で損害賠償に国民の税金が使われるのなら、なぜ匿名でもなんでもいいから企業から、または個人から寄付を集めないのでしょう。
その寄付に限度額を設けてもいいから免税にすればかなり集まるような気がします。

ハンセン病と同じように国が責任を取らなければならないことは、これからいろいろ出てくるはず。
国に非があるときに認めるのは当然だと思います。
しかし、小泉さん上手に税金を使わないと、しわ寄せが国民に来てハンセン病でない人から嫌われるかもしれませんよ。
がんばれ小泉首相!応援します。

河内美鈴さん5/22

 私は、政治家を信用していません。
小泉さんが1人踊らされているような!!
適当な時期が来ると又軌道がずれて行くのでは、大きな組織の中は怖い怖いボスがいて其のボスの思い通りに行かないときは、「バン」と殺されちゃうんじゃないかな。
外国映画の見過ぎかしら、でも不安です。

   ハンセン病の方の差別される苦しみ、いじめの苦しみ、水俣病とおなじです。
 昨年水俣病について佼成会の研修で水俣に行きました。
 語り部の「杉本えいこ」さんと握手させていただきました。
 とても温かい手でした。その暖かさが心まで包んでくれました。
 涙がどんどん出てきました。みすぼらしい自分の心が恥ずかしかったから。
私の想像の出来ない苦しみを、家族で助け合いながら。
人を恨まずに生きてこられた証人です。  笑顔が素敵な方です。
まだまだ国が暖かい手をさしのべて上げる問題があるはずです。
国が治さないのに、日本中の弱いものいじめは治らないでしょうね。

 
第237話:團伊玖磨さんの想い出 [BACK to INDEX]
10年前の話です。
 『シルクロード制作室』というセクションを作って、シルクロード関連の番組を作っていました。
 番組を作る以外にもイベントもやりました。
 『シルクロード管弦楽作曲コンクール』の審査委員長には團伊玖磨さんをお願いしました。
 世界に広報しましたから、100曲くらい集まったと記憶しています。
 まだ芸大の大学院生だった岩代太郎君が最優秀賞を獲得しました。
 東京はサントリーホールで、大阪はシンフォニーホールで発表演奏会を行いました。
 受賞曲は10分程度のものですから、2位、3位の曲と團伊玖磨さんの管弦楽組曲『シルクロード』もご本人の指揮で演奏されました。
 ボクはシンフォニーホールの2階席にいました。
 指揮が終わった團伊玖磨さんが隣の席に座られました。
 「お疲れさまでした」
 「いや」
 指揮は井上道義さんに代わり、次の曲が始まっていました。
 5分ほど経った頃、團伊玖磨さんがボクの耳元でささやかれました。
 「ちょっと、出掛けてきます」
 「どちらまで?」
 「京都まで」
 「ご婦人ですか?」
 「今晩中には帰りますから」
 元気がいいなぁ、と思いながら、後ろ姿を見送りました。
 翌朝、心配だったから、ホテルのフロントに聞きました。
 「團さんは帰られましたか?」
 「2時には帰るから、といってハイヤーを雇ってお出掛けになりましたが、ちゃんと、約束通り2時にお帰りになりました。立派です」
 朝食を一緒にしました。
 「いかがでしたか?」
   「ええ、楽しく過ごしてきました」

 “こんなに爽やかに情事が楽しめるのか”
 ボクはひたすら感心したものでした。
 ご本人に後ろめたさもなかったし、嫌らしさもまたく感じませんでした。

 現在の中国国歌は聶耳(ニエ・アル)という青年が作曲しました。
 彼は日本に亡命し神奈川県の鵠沼海岸で遊泳中に水死します。
 1935年の夏、23歳でした。
 迫害を恐れて、ということですが、どんな思想を持っていたのか、詳しくは分かりません。
 勉強に来たのではないか、とボクは思っています。
 中国では、国威発揚の音楽を作り続けていました。
 抗日映画『風雲児女』の中で使用された“義勇軍進行曲”は日本の侵略・占領に抵抗する民衆の間で大好評になり、中華人民共和国成立後、国歌として採用されました。
 中国国歌は映画音楽だったのです。しかも、日本に抵抗を呼びかける映画の。
 “起て!民衆よ!奴隷となるな!人民の力で中国を守れ!前進!前進!”
 その作曲家は日本に来て日本で死にます。
 皮肉なストーリーです。
 “関係者が生きているうちに、ドキュメンタリーにしておきたい”
 團伊玖磨さんの強い希望でした。
 ボクが引き受けて番組にしました。
 聶耳の生まれ故郷である昆明(雲南省)まで取材に出掛けていただきました。
 満足のいく1時間番組が出来て、團伊玖磨さんも非常に喜ばれました。

 同級生が八王子西高校で教師をしていました。
 進学校です。
 PTAの集まりで、團伊玖磨さんに講演をしてほしい、という依頼です。
 困りました。謝礼が5万円というのです。
 講演に価格はありませんが、團伊玖磨さんの経歴や知名度などを考え合わせると、100万円を下回っては頼みにくい、が 常識です。
 「ダメだったら、諦めるから、趣旨を話して頼んでみてくれ」といわれたら、依頼しないでボクの判断で断るわけにもいかず、秘書を通して依頼をしました。
 「あなたの頼みなら、行きましょう」
 実現したのです、5万円で。
 これは、いまでも、心の負担としてボクの心に深く刻まれています。
 思い出すだけでも赤面します。
 横須賀の自宅から、八王子までの大旅行でした。

   ご自宅にも打ち合わせで伺ったこともありました。
 海に面したガラス張りの居間で、沢山の話を聞かせてもらいました。
 “知識が豊富だと、こんなに楽しいのか”
 團伊玖磨さんから教わったことです。

 洒脱で心豊かな人でした。
 “あんなになりたい”
 いまでも、心に潜んでいるボクの願望です。

第236話:大学で授業 [BACK to INDEX]
『江戸川大学』は千葉県流山市にあります。
 社会学部(マス・コミュニケーション学科ほか3学科)しかない大学です。
 生徒数2,000。
 友人がマスコミ学科の教授をやっていて、彼からの依頼で、部外講師を引き受けました。
 土曜日の午後、2時間の授業です。

 『マスコミ自主講座』
 アナウンサーコース
 放送コース
 新聞コース
 出版コース
 広告コース

 学生は受講料を払って参加します。
 教室で学ぶ学問以外に、マスコミの現場の雰囲気を学ばせ、現在のマスコミがいかなる人材をほしがっているかを知り、就職にも役立てよう、という目論見の企画です。
 ボクは“放送コース”の担当です。
 放送界の現状と、ドキュメンタリー制作の話を中心に授業を展開するよう依頼されています。
 各コースとも、10人前後の目標で、きょう、試験が行われました。
 ボクは“放送コース”の面接試験を担当しました。
 放送コースが一番応募数が多く、27名いました。
 落としきれずに、14名を合格させました。

 彼らが事前に提出した『プロフィール』というA4のペーパーに、“最近関心を持っている人物”を書き入れる欄があります。
 90パーセントが“小泉純一郎”と書いていました。
 2年生が中心ですから、まだ選挙権がない若者です。
 バラエティー番組を見るような気分で国会中継を見ているようです。
 「女のスキャンダルが出るような気がします、単なる“カン”ですが…」
 そんな興味で見ている生徒もいました。
 守旧派をバッタバッタと言葉でなぎ倒す痛快さを楽しんでいるようでもあります。
 ただ、それが“面白い”だけなのですから、面白がっている間に、事柄がどんな展開をし、どんな方向に向かうかは、関心がないのですから、危ない話です。

 この異常人気を作ったのは、明らかに“テレビ”です。
 オーバーなジェスチャーは、まさにテレビ向きで、区切りを入れる演説は妙に説得力を持ち、熱弁のあと“なーんちゃってね”と言いそうな軽さが若者に受けています。

 テレビは、物凄いスピードで“人気者”を作ります。
 それだけ、怖さもあるメディアです。
 そんなメディアに若者は携わろうとしています。
 どんな授業を展開すればいいのか、いささか、困惑し、悩んでいるのが本音です。

 
第235話:新聞に載ったボクの農園 [BACK to INDEX]
中国新聞(本社・広島市)の第2社会面にブルーベリー農園の写真と顔写真入りの記事が掲載されました。
 (4月21日朝刊)
 今年180本植えて合計250本になり、農園の名前も『花夢果夢(かむかむ)』と決めたばかりだったので、少しは話題性がある、との判断だったのでしょう。
 『Woody News』(ログハウス関連のニュースレター・岡部正彦さん発行)に掲載してもらったので、これがネタ元になりました。
 ボクにも電話取材がありました。
 動機を聞かれました。
 “ブルーベリーって、美味いなぁ”と思っただけで、大した動機ではありませんから迫力がありません。
 記事は次のようになりました。

 農園建設へと動かしたのは、薄れることのない望郷の思いだった。「故郷を離れて40年以上。地域の人と何らかの形でつながっていたかった」

 こんな高邁な思想が動機ではありません。
 「地域の人が食べに来てくれて、喜んでもらえれば、ボクも再び地域に受け入れてもらえるかもしれない、という思いがあります」と、確かに言いました。
 これは、“農園効果”を話したのであって、動機ではありません。

 友人からのメールです。
 「あなたは、テレビに熱中していて、故郷に強い関心があるとは思いませんでした。“望郷の思い”はどこにどんな形で潜んでいたのですか、参考までに聞かせてください」

 連休の前半、田舎へ帰りました。
 タクシーの運転手さんが言いました。
 「新聞を読みました。感動しましたよ。何か手伝わせてください」

   “えらい事になったなぁ”と思っています。
 今後、ボクは“望郷の思い”を抱いた人物を演じ続けなければならなくなりました。
 面白そうだ、と単純に、軽薄に、思いついたことが、高邁な思想で裏打ちされてしまいました。

 犯罪者に仕立てられたわけではありませんから、目くじらを立てなくてもいいのですが、“美談風”に仕立てられても、困るものです。
 “報道被害”を実感します。(ちょとオーバーか?)
 大した思想性もなく、冗談半分に生きている男が、過分なお褒めをいただいて、うろたえているのです。

 ブルーベリーが実り始めたら、食べに来てください。
 ただ、それだけのことです。

松浦庸夫さん5/6

“話題性”は、メディアが重要視する大きな問題の1つですね。
これは、TVの世界にいらっしゃる田川さんご自身が一番良くお判りでしょう。
 ボク自身、取材をして記事を書く身としては、その記事のホネとなるような部分に 、「どうだ!」と思えるようなトピックがあれば、記事を書くのがどんなに楽だろう と思うこともあります。が、毎回そうともいきません。むしろ、田川さんの、ブルー ベリーは美味しいなぁ的な内容の方が多いですね。
でも、取材に行く僕自身の感想などを織りまぜれば、何も客観性や公平さを問われる事件記事ではないのだから、書き手の感情が入って良いと思っています。
 電話取材を受けました、とあったので、きっとそれが原因ではないでしょうか?
  記者にとっての一番のネックは、自分の五感を使わずして文章を書くのは、困難で危 険なことでもあります。
 それでも、今回の予期せぬ反響は、結果的には皆の好奇心を良い意味で大いに煽っ たのですから、田川さんなら「しめた」と思っていらっしゃるでしょう。
 余談ですが、『木を植えた男』の話を思い出しました。あれは、長年、実話だと信 じられてきたのですが、本当は作り話だった、と何年か前に知りました。「いい話で 、とても気持ち良くだまされたな」と、妙に清々しい気分になったのを覚えています 。

 河内美鈴さん5/6

 減反で荒れ果てた田んぼは、ほとんどがセイタカアワダチ草の枯れ草が覆っています。
 そこへ突然トラクタ−が入り、生き生きとした苗が植えられる。
 ブルベリ−の収穫も楽しみだけれども、今まで人影のないあぜ道に、わいわいがやがや笑い声が響く、活気が畑にみなぎってくる。
 正真正銘の「花夢果夢」ですね。

 娘の彼の家が大和町の束荷です。農家です。遊んでる田んぼもあります。
 田川さんのお話をすると、ブル−ベリ−を植えてみたいと言っています。
 若者も、田川さんの行動に動かされています。
 みんながやってい無いことを、行動してみたい。正に興味を持ちますよね。
 田川さんは刺激剤に成っています。

第234話:総裁選プロセスでの違和感 [BACK to INDEX]
 小泉総理誕生のプロセスは、スリリングで面白かったですね。
 言葉にこれだけの破壊力がある総理はいなかったでしょう。
 爽やかです。
 嫌いだった自民党も、小泉さんだけは応援してみようかな、と思わせます。
 以下は、興奮した数日間に、ボクが感じた違和感です。

 1) 民主党の菅直人さん。
   「小泉さんが言っておられる“構造改革なくして景気回復なし”という事は、もともと我々が言っていた事で…」
   自分たちの政策をパクられた、というような言い方です。
   政策に著作権があるのですか?
   悔しさは分かりますが、自分たちの考えを実行してくれるのですから、いいじゃないですか。
   プランが立派なら、他党が考えたものでも、平気でパクって実現させる政治状況の方がボクは面白いと思います。
   菅さん、エールを送る方が爽やかですよ。
   「それは、僕らの政策です。がんばってください」と。

 2) 新大臣の紹介会見で。
   新聞記者がどの大臣にも聞きました。
   「総理の靖国神社参拝をどう思いますか?ご自身は参拝されますか?その理由も合わせてお聞かせ下さい」
   これって、そんなに重要ですか?
   短い会見です。担当分野での重要な質問があるだろうに、記者が勉強不足で質問ができないのではないか、と疑いました。
   “靖国神社”“日の丸”“君が代”などは、戦後の左翼運動が、軍国主義につながる危険な思想だと糾弾してきました。
   今や、そんな危険な思想をはらんではいないよな、というのがボクの感想す。

 3)派閥表示を止めないNHK
  “派閥解消を目指す”と総理が言っていて、“派閥政治はよくない”と日頃から批判しているのはメディアです。
   画面で表示するのは止めたらどうか、と思いました。
   名前の後ろに必ず(何派)と表示していました。
   NHKがこれをやると、派閥って公式な組織なのか、と思われる恐れがあります。
   彼らが勝手に作っている集団にすぎないのですから。
   表示の理由はなにか、とNHKに電話したくなりました。

 4) 老政治家たちの“いじけ”振り。
   負けを知らない人は負けに弱い。
   橋本龍太郎さんの“いじけ”は目を覆うばかり。
   「立候補はボクでいいんですか?と何度も言ったんだ」
   あなたには意志がないのですか!
   亀井静さん、あなたには、混乱させられます。
   何がホントのあなたですか?

   古い体制が壊されるとき、今までその体制の中で権勢を誇った人物がいかに振る舞うか、これは人間の美学です。
   それを観察するのがボクは好きです。
   「想像以上のすごい抵抗だ」と小泉総理が言いました。
   老政治家たちがどのように振る舞い、抵抗しているのか、情報を公開してほしいものです。
   そんな政治家を打ちのめす力を国民は持ってきましたから。

   
第233話:ペン立てのボールペン [BACK to INDEX]
テーブルの上のペン立てに1本のボールペンが、もう、1年も2年も触った事がないので、埃をかぶったまま、立ててあります。
 取り出して埃を拭きとりました。
 友人のアメリカ土産です。
 軸に透明の窓があって、裸の美女が横たわっています。1回ノックするとブラジャーが消えます。2回目のノックでパンティーが消えます。というのはウソで、窓にはノックするごとに次のような英文字が現れます。

  Government of the People(人民の)
by the People(人民による)
for the People, shall(人民のための政治は)
not perish from the Earth(決して地球上から消滅してはならないのです)
Gettysburg Address(ゲティスバーグ演説)
November19, 1863(1863年11月19日)

 第16代アメリカ大統領 アブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln) が南北戦争の激戦地だったゲティスバーグを訪れた時の演説の一部です。
 その後、リンカーンは1865年4月、南部支持者によって暗殺されますが、この演説は、民主主義の根幹をなす精神として、いまでも語り継がれています。

 自民党の総裁選挙は、4人が立候補したため、思わぬ面白さで展開しています。
 政治家たちの行動原理が国民の意志の代弁者ではなく、派閥であり、支持団体である事が、白日の下にさらされています。
 派閥で誰に投票するか決めたら、全員が従う。
 締め付けあり、脅しあり。
 暴力団に似ていませんか?
 談合に似ていませんか?

 無党派が大多数の国民です。
 政治家はいま、無党派の意志を無視してきたしっぺ返しを受けようとしています。
 ボクは快哉を叫んでいます。
 面白いです。痛快です。

   埃だらけのボールペンを取り出したのは、リンカーンの演説をもう一度、胸に刻んで日本の政治を見れば、いかに日本の政治がばかばかしいか、よく分かるはずだ、と思ったからです。

 政府が“セーフガード”を発動しました。
 中国から、ネギ、シイタケ、イ草、が安く輸入され、農家が苦しんでいるから、関税を高くして、輸入量を制限しようとする政策です。
 これが正しいのか、間違っているのか、どのマスコミも、ハッキリ論評しません。
 マスコミも頭が軟化していて判断出来ないのでは、と思います。  “国民のため(for the people)”を考えれば、一目瞭然です。
 安いネギを食べたいのです。安いシイタケを食べたいのです。
 “セーフガード”はネギ、シイタケ、イ草生産者だけの利益です。
 この一件をみても、自民党が一部業界の手先だということが分かります。
 農家は、ネギを作っても中国に負ける、となれば、他の方策を自分で考えなければなりません。
 中国から安いネギがやってくるという情報もいち早く入手して対策を自分たちで講じなければならないのが、グローバル化です。
 農民も頭を使って、市場経済に立ち向かわなければなりません。
 ネギは日持ちがする野菜だから輸入ができる。“葉もの”なら、鮮度が落ちるから輸入はできない。
 なら、来年からは“葉もの”に変更しよう、あるいは、中国産より美味しいネギを栽培しよう、とは考えないで、政府に泣きつく。
 泣きつかれたら票が減るから、国民の意思を無視して、農家をかばう。

 ユニクロにも“セーフガード”を、という話がありました。
 圧力はタオル業界からでした。
 ユニクロは頭を使って努力したから成功しました。
 今まで通りの仕事の仕方で、輸入にやられたから規制してくれ、は市場原理を無視した安易な行為です。
 業界の意向に添って自民党は動きを見せましたが実現しませんでした。
 安い衣類を購入して生活防衛をしたいという国民の意思とは反対の行為をしようとしたのです。

   国民は知ってしまったのです。利害だけで動く自民党の政治を。
 自民党が、あがきながら、どんな最後を迎えるか、ボールペンをカチカチとノックしながら、楽しませてもらうことにします。

 
第232話:動物のいのち [BACK to INDEX]
 犬が死んだとき、悲しくて悲しくて、
“人間ってこんなにも悲しくなれるのか”
“こんな悲しいことは2度とゴメンだ”
 と思って、もう動物は飼わないと決心しました。
 一年も経たない内に、野良猫とのつき合いが始まりました。
 我が家で出産したりしたから、つき合いを止めるわけにいかなかったのです。
 4年が経ちました。

   新聞広告を読みました。
 5月から始まる芸術座の芝居の広告でした。
 斉藤由貴主演『空のかあさま』
 童謡詩人・金子みすゞの生涯を描いたドラマです。
 没後70年とありました。ボクと同じ山口県人で、日本海側の仙崎という漁師町に住んでいました。
 ボクは詩集も持っていないし、彼女の生涯をよく知らないので、芝居を観ようかな、と思いながら読みました。

 この町の網元は、大漁の時、悲しい顔になったそうです。
 “いのち”を取りすぎたからです。
 そんな風土が金子みすゞを育てた、と解説してありました。
 大漁をうたった詩です。
 “浜は祭りのやうだけど 海のなかでは 何万の鰯(いわし)のとむらい するだろう”
 離婚が決まり、娘を夫に引き渡さなければならない日の前日、金子みすゞは自殺します。
   26歳でした。

    死んだ犬は、庭に穴を掘って埋めました。
 硬直した死体を抱えた時の悲しさを憶えています。
 パンが好きだったから、食パンを一切れと花を添えて、“俺も、そのうち行くから、また遊ぼう”といいながら、土をかけました。
 悲しくて心臓が高鳴っていました。

 最近ボクは、動物の死に巡り会うのも、悪くない、避けない方がいい、と思うようになってきました。
 “あんな悲しい感情が自分のどこに隠れているのだろうか。隠されたまま、知らないで人生を送るのも、つまらない”と思うからです。
 さらに“いのちの悲しさ”を知っていれば、人にも動物にも優しくなれる、と思います。
 人は病院で死に、棺に入って帰ってきます。
 爺さんが死んだとき、ボクは枕元にいました。
 得体の知れない怖さを感じた記憶があります。
 犬や猫が死んだら業者が処理してくれます。
 怖さや悲しみを感じないで済むシステムが作られています。
 ボクらにとって幸せなことではない、と思います。
 評論家が言うように、これが、多発する若者の殺人犯罪に繋がっているかどうかは、ボクには分かりません。
 少なくても、金子みすゞが感じた“いのちの大切さ”を知っている若者は少ないだろうと思います。
 網元が感じた悲しさを感じる大人たちも。

 いただいた『猫がいるから』の感想に、“飼っていた猫が死んで、とても悲しかったから、もう飼わない事にしました”とか、“家族に猫の死を経験した者がいて、反対されるので、飼いたくても飼えない”というメールがありました。
 その方々に、上記のような事を書いて送りましたが、真意が伝わったかどうか、ずーっと心配だったので、もう一度書きました。



橋本和美さん4/16

 私も2年前愛犬(シェルティ)の死を看取りました子供達は下宿生活,夫も会社の旅 行で3日間留守中の出来事でした。
 夜病院へかけ込みましたが私の目の前で息をひきとりました。
 その夜は花と線香を供え犬の隣で過ごしましたがひとりぽっちで心細く、悲しくて淋しくて辛かったことを思い出します。
しばらくは他の犬の散歩を見ているのも辛い日々でした 今、お骨は庭のコブシの木 の下で花に埋もれてねむっています。
 田川さんが書いておられるように動物の死に巡り会うのも、悪くない、と私も本当にそう思います。
生きているすべてのものがいとおしく思えるのです。
1年前には自分自身に病気が見つかり、胃を摘出し今も通院していますが以前にも増して元気になりました。薬に頼らず前向きに生きる、1日1日が大切に思えるようになりました。
 金子みすゞの”大漁”の詩いいですね。
  みすゞ童謡集を読みましたがやさしい詩です。
子どもの頃の自分に戻れます。斎藤由貴さんが演じる『空のかあさま」観たいですね。三重県ではなかなかお芝居を観る機会にめぐまれません。
ぜひ、感想をエッセイに載せてくださいおまちしてます。

河内美鈴さん4/15

 今週は、悲しいですね!!
 動物の死は、子供の頃から飼っていた犬や猫が、老衰で天国に召されて逝く時を見てきました。
  そして「禁じられてた遊び」の映画を思い出します。
 どんどん十字架が増えていく、私も真似をして原っぱに作ったものです。
 死骸は土に帰っていく。 ごく自然な事でした。
 私は、子猫が死んだときは川に流してやります。
 誰かが、猫は川に流すと天国に行くと聞いたから。
 小さな段ボウルの箱に乗せてそっと川の流れに乗るように!!
 しかし、このことを警察が見ていたら叱られると思います。
 ゴミの不当放棄になるから。動物の死骸はゴミでしょ!

   「猫がいるから」は、素敵ですね。
 一冊の本は、回し読みされていて。
 時には、座談会になります。
「ペットのかわいがり方で、飼い主の人間性が分かるのよね」と話題は広がります。
 ペットが死ぬとその時は、着いていきたいぐらい悲しいのですが。
 時が経つと、やはりペットを飼ってしまいます。
 心が伝わる、動物は人とは違う愛が出来るんですよね。
 優しさを有り難うと抱きしめてやります。

 
第231話:『猫がいるから』感想集 [BACK to INDEX]
お話は伺っていましたが、こんな風にして本が出来上がるのですね…。
田川さんの優しさとマメさがにじみ出た、大傑作だと思います。
私はどちらかといえば、犬派なんですが、猫もなかなか可愛いものですね。
猫に対する見方が少し変わりました。
        (西浦裕二さん・ブーズアレン&ハミルトン社長)

紛れもない「犬派」だと思っていた田川さんが、こんなにも「猫派」に転向してしまったとは驚きですが、僭越ながらこれはもう、単なる動物日記の域を越えています!!
続、続々・・・と、この後も楽しみにしています。
              (河野健次郎さん・JCTV・CNN 担当部長)

何か理由を付けないと、この世に存在出来ないようなタイトルの絵本、有難く受け取りました。
 カミさんが先に見ています。ボクと違って「やさしさ」が一杯です。
             (升光常雄さん・会社経営・神戸在住・同級生)

 人生、楽しんでいますね。小生はあくせく追い回されてよくない、と考えさせられました。
 いろいろな意味でありがとう。
              (田沼武能さん・写真家・写真家協会会長)

 母親はどんな世界でも子を想い、うろうろと帰りを待ったり、自分の見えるところに置いておきたいものなのだと、窓から外を見ている猫の後ろ姿に強く心を動かされました。
 それにしても、猫に振り回されて、他に楽しみはないの?と少し馬鹿にしています。
              (小泉美紗子さん・主婦・若い頃の遊び仲間)

 おもしろかった。写真もよかった。日常の中にとてもいいドラマがあるのですね。
 小生のように、稼ぎのために書くのとは違った伸びやかな個性が新鮮でした。
 歯切れのいい文章には、いつも唸っています。
              (井ノ部康之さん・作家・古い友人)

 セントルイスの順子さんから電話があって猫好きのパトラさんに猫の本を送っていただくから驚かないでね!・・・とありました。
 嬉しくてソワソワ待ちました。
 本日、無事、手元に可愛い御本、届きました。ありがとうございます。
 お仕事の影響もあるのでしょうか分かりやすい良い文章と写真、心が和みました。
                (市田ぱとらさん・広告スタイリスト・メル友)

 猫への愛情と、御自宅を取り囲むのどかな陽射しに、バタバタと落ち着かない、ちょっとすさみ始めてる(?)心がなごんでいくようです。
 バッグに入れて、空き時間に潤いを供給して貰えそう。
                 (根岸季衣さん・女優)

 一息で読んだ後、我が家の6匹を思わず抱きしめて回りました。
 猫好きならわかるでしょう、この読後感。
 さて、我が家の最年長猫が10歳になりました。猫は2歳くらいの一番かわいい頃の子供から、いきなり日がな縁側でひなたぼっこしている父や母になるんですね。
 ちょっと先祖がえりしてしまった理想的な老人像。あれだけ生傷が絶えなかったワンパク坊主が、一日中ざぶとんからほとんど動かず、のぼり木からも落っこちる。
「長生きしろよ」と実際の親にも言ったことない言葉をかける毎日。
「ぼけるなよ」とこぼしつつ、できなかった親孝行のシュミレーション。
 田川家でも7〜8年後、ひとあじ違った猫ライフが始まるでしょう。ぼけて糞尿垂れ流しだったりして。
 そういえば「我が家」なんて言葉を使い始めたのも猫がやってきてからです。
                (原一郎さん・ テレビ朝日プロデューサー・昔の仕事仲間)

とっても幸せな気持ちになりました。
やっぱり猫はいいですよね。
ほんと、たまらなく可愛いです。
でも、ガムテープでベリベリっていうのはどうなんでしょう。
海くんはもうあきらめてるんですかね。
やっと春らしくなってきましたが、朝、晩は冷えるのでこの時期は着るものに悩みます。
                 (宮内真理子さん・バレリーナ)

 我が家にも「アブサン」という猫がいます。これは田川家とは逆で、女房と娘になついているものの、ボクのことは「同格」と見なしているらしく、時として敵対的な行動に出ることがあります。
 子供たちが大きくなってそれぞれ自己主張を始め、亭主は外をほっつき歩いて大事なときにはいない、という状況で、最近の女房の生活はアブサンを中心に展開されています。それだけに「猫がいるから」は大喜びで、今日も外出の際に持っていきました。
 先日、「大事なことはみんな猫に教わった」を女房に贈ったばかりで、「これはその日本版」と言っています。
 写真もデジカメから写し取ったとは思えないほどきれいですね。
                 (伊藤芳明さん・毎日新聞外信部・編集委員)

 とってもおもしろかったです。あのページ数なのに、ボクが猫に興味がないこともあってか、発見だらけだったのです。
 ”マーキング”がそんなに強烈とは知りませんでした。
 それとか、お風呂で目地を流れる水を眺めるのとかもとっても愛くるしい!
 女房も「面白い!」って言いながら読んでましたよ。
                 (安田敦さん・日販・この本をネットで売ってくれる人)

 ああして一冊になるとなかなか面白いですね。
 デジカメの雰囲気が、またなんとも言えなくいい感じでした。
 結構、読んでて笑わせられちゃうね。
 みんなも、楽しんでいます。
              (荒木一郎さん・往年の大スター・ボクの手品の先生・古い友人)

 可愛らしい猫のご本、ありがとうございます。
 うちじゅう動物好きで、とくに母が喜んで読ませていただいています。
 うちには犬が二匹いて賑やかです。
 でも猫もいいなあと、田川さんの本をみて家族さわいでいます。
 なかよしと思いきや実は一触即発の臨戦体制、っていうあの写真、ナイスショットですね!
           (土屋竜一さん・筋萎縮症にも負けず、旺盛な作曲活動を続けています。パソコンのキーボードは菜箸を指にくくりつけて叩いています)

 携帯から 初メール。
 今 名古屋のホテル 27階で 一人で 優雅なランチの後、コーヒーを飲みながら“ 猫の本”は とてもマッチしました。
  忙しかった毎日、 子持ちの主婦でも 働く女の ささやかな特権。
               (今村優理子さん・テレビリポーター)

   私の、お友達の矢田部さんから2冊の注文をいただきました。
 無類の猫好き。昨年12月8日に他界した「あ−ちゃん」のショックはまだ、さめていません。
 家でお花を買ってはお墓に毎月参りに行かれています。
 好物のスイカに刺身、ケ−キ、お饅頭、卵豆腐をお供えされます。
 今日もお花を買いに来られて本をお見せしたら、感激されて、これで「あ−ちゃん」のいない寂しさが癒やされますと、即お持ち帰りになりました。
               (河内美鈴さん・フラワーアレンジの先生・花屋経営・山口県在住)

 ゆうべカイちゃんの本読みました。
 笑いが止まらなくなる程
 ガムテ−プ..思い出しては、1人にんまり.右と左にも笑いましたが、
 私もその1人です。
 我が家での笑い声は、久しぶりです。
 カイちゃん
   ありがとう。
                 (矢田部さん・河内美鈴さんの友人)

 自然な猫の姿と、猫とのつき合い方に、新鮮さを感じました。そしてローズのルーツをインパクトのある本で見ることが出来て、親子ともども大変幸せです。
 いま、こっち、睨んでいます。
 非常に頭が良く、イタズラですが、出会えて幸せです。
 田川さんのおかげデス!ハイ!(写真つき葉書の猫のセリフ)
              (荒井優さん・本に登場する仔猫の里親)

   猫仲間としましては、電車のなかで声を出したり(笑って)涙が出そうになったのは、仕方ないだろうなぁ、と思うくらい本に入り込んでしまいました。
 海くんは、我が家のエメとLooksが似ていると思われる節があり、母にこの本を渡すと二度と手元に帰ってこないのでは?という心配が…(笑)。
 とにかく、田川さんが猫にすっかりやられてしまうまでの過程が手に取るように伝わって来て、HP上で拝見するのとは、また違う楽しみを味わうことができました。
             (椎名由紀さん・タレント・Kダッシュ所属)

読んでいて、「田川さんの子育て」のような思いがしてきました。
お子さんが小さいときに、十分に付き合えなかった子育てをいまやっているような気分で読ませていただきました。
不思議ですね、犬を飼われていた田川さん、奥さんがネコにのめり込むのはなぜでしょうか?
昔ネコを飼われていたら、どうなっていたのでしょうか?
他人事とは思えず、ネコに対する愛情がこちらにも移りますから、これも不思議す。
      (梶 文彦さん・企業コンサルタント)

 何とも言えないトボケた(決して悪い意味ではありません)ネコの本ご恵送に あずかり感謝しています。
僕よりカミサンが目の色変えて本を持っていってし まいました。
やっぱり田川さんって女にもてる要素を持って居るんだなあと感 心しています。
いや、あの本のノドカさ加減が女の共感を誘うんじゃないで しょうか。
うかがったあの方式でよくあれほどの本が…と驚きましたが、売値 千円はちよっと抵抗感があります。
どうしてもそうなってしまうのですかね。
 カミサンが読み終わったら僕が熟読します。そして最後はウチにいた故チャ ミの霊前に捧げます。
有り難うございました。
                (正木鞆彦さん・メディア評論家)

 「海」くんが、家の「マル」とよく似ているのでびっくり。
 我が家には、犬もいますが猫との関係が、長い年月の中で徐々に変化して行くのが面白い。
                (松中英忠さん・テレビプロデューサー)